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太陽光発電トラブルを避けろ! Part3

・信頼できる業者の見極め その2

今回も注意が必要なポイントを考えていきましょう。
・販売と施工を一貫して請け負ってくれるか
・メーカー指定の施工IDを取得しているかどうか
・施工技術・実績はどうか

おそらく多くの方が「え?販売した会社が施工するのが普通じゃないの??」と思われるかもしれません。
しかし、太陽光発電を販売している業者の中には施工部門が無く、設置業者に丸投げするところが多いのが現状です。
販売と施工が別会社である事が全て問題というわけではありませんが、業者間の情報共有がしっかりできていないがために、施工業者に契約時の約束が伝わっていなかったり、いざトラブルの際に責任の所在がはっきりするまで対応が遅れた、双方が責任を認めず対応してもらえなくて困った…等の話も耳にします。
商談を始めたらそれが営業・販売だけの会社なのか、工事まで一貫して実施する会社なのかを確認し、前者であれば実際に施工する業者はどこなのかを確認しましょう。

太陽光発電の設置作業は、メーカー指定の施工研修を受け、施工IDを取得した設置作業員が設置しなければ、メーカー保証の対象になりません。ですから施工IDを取得していることが大前提です。
ですがこの施工IDは短期の研修で取得できるため、住宅の形状や立地条件、 工法、屋根に使われている資材などのすべてを学べるわけではなく、施工IDがあるから安心して設置を任せたのにトラブルになったというケースも少なくありません。

今までの設置実績は最重要です。実績=技術と言っても過言ではありません。
太陽光発電システムは全てオーダーメイドなので、多くの実績をもつ業者ほど安心して任せられます。


この手のトラブルは非常に多いので注意しましょう!


・適正な価格で販売しているか
・10年つきあえる会社かどうか

メーカーから仕入れる部材の価格はどこの販売業者もそこまでの価格差はありませんので、販売金額を安くするためには工事代金を安くする必要があります(見積り上は工事金額は通常の価格で、商品代を値引きしているように記載している場合もあります)。

工事代金を安く上げる方法のひとつに、経験や実績の少ない施工業者が仕事欲しさに販売業者の言い値で工事を受注するケースがあります。当然、施工経験が少ないので不具合が生じる可能性が高くなります。
また、実績のある施工業者であっても、力関係で強い立場の大手販売業者から格安で請負わされるケースもあります。1日に複数件の工事を安い金額で請け負う。多くの現場での作業になるため、一件あたりの人数や時間を抑えなければなりません。そのため工事は雑になり、手抜き工事にも繋がりやすくなります。

価格だけで業者を選ぶとこのようなリスクが起こりえるため「高すぎる業者」だけでなく「安すぎる業者」にも注意が必要です。

太陽光発電システムは故障も少なく、メンテナンスフリーで長期間使い続けられます。
また、多くのメーカーは10〜20年程度の保証期間を設けており、期間内に何らかの不具合が起こった場合には対応してくれます。
ですがこの保証制度の前提として定期点検を義務付けているメーカーもあり、この定期点検を怠れば不具合の保証はされないということになります。
定期点検は通常購入した業者に依頼しますし、何か不具合が生じた場合も購入した業者に相談することになります。
つまり購入業者とは10年以上の付き合いになるということです。

十分なサポート体制がない業者や、顧客満足度を軽視するような業者の場合、故障時や点検依頼時に気持ちよくサポートを受けられないばかりか、トラブルになりやすいのです。

価格だけでなく「10年つきあえる会社かどうか」という視点で判断することも重要です。


「適正な価格で提案してくれる、施工部門を併せ持った、地域密着の安心して任せられる販売店」を選ぶことがトラブル回避の最大のポイントではないでしょうか?



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